岩手県北上市が設置を検討している市立大学について、現役の高校生たちの意見を参考にしようと、公開ミーティングが開かれました。
北上市は若い世代の市外への流出を抑え街の賑わいを作っていこうと、市立大学の設置を検討しています。
学部は工学部で2030年4月の開学を目指し、2025年3月には建設場所など方向性をまとめた基本構想が策定されました。
8月8日に行われた公開ミーティングには、北上市内の高校2年生と3年生合わせて10人が参加し、大学選びで重視するポイントなどを発表しました。
参加した高校生
「家が駅まで近いとか、バスの本数がどれだけあるか考えたときに、利便性が高いほうがいい」
参加した高校生は期待や要望などについて市の担当者と意見交換しました。
参加した高校生
「北上市民として北上の未来を考えるのはいいと思う」
北上市企画部政策企画課 島津英樹課長
「私たちが想定していない気づきの部分の声も今後の検討に生かしていきたい」
北上市では8日のミーティングと高校生やその保護者を対象に実施しているアンケートを参考に、市立大学の設置をどう進めていくか具体的に検討していく方針です。