お盆を迎え、忙しいのが「おやき店」です。長野県の北信地域ではお盆の供え物の定番となっていて、食卓にも欠かせません。長野市のおやき店も、朝から多くの客が買い求めていました。

次々と売れる「おやき」。

1949年(昭和24年)創業の長野市の製菓店「豊誠堂」には、朝から多くの客が訪れていました。

北信地域では、「おやき」がお盆の供え物の定番で、この時期は特ににぎわいます。

長野市内から:
「きょうはもちろんなすと、僕はあんこが好きで買っていきます」

長野市内から:
「母が好きなので、これから実家に行って、盆棚に置くものになっています」

長野市内から:
「お盆だから、仏様にお供えしようと思って、お盆にはおやきがあって当たり前という世代」

今の時期の一番人気は、丸なすのおやきです。

しそを使った「しそなす」を作り方を見せてもらいました。

丸なすは市内の契約農家から仕入れたものです。

みそつける輪切りにしたなすにしそを加えたみそをつけ、生地で包みます。30分ほどじっくりふかし、しその葉を乗せてもう一度ふかしたら、「しそなす」の完成です。

しそを使っていないものと伝統野菜の「小布施丸なす」を使ったおやきもあります。

長野市内から:
「なすは3種類買いました。おいしいです」

この時期は、普段の2倍の1日2000個ほどのおやきを作り、その半分がなすだということです。

豊誠堂製菓舗・上條登志子代表:
「皆さん、お盆に食べたいと言っておやきを求めに来てくれる。長野の先人たちが見出したこのおいしいおやきを、つなげていきたいなという思いがあります。おいしいは本当に元気の素です」

長野放送
長野放送

長野の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。