若き4番が悔しさを力に変えた。

3点を追うロッテは6回、ノーアウト1・2塁のチャンスで、打席には福田秀平(31)。
「うまく引っかかってくれた。最高の結果になった」と西武の4番手・宮川哲(24)のフォークボールをライトスタンドに。
同点の4号3ランで試合を振り出しに戻す。

継投も7回から「プレッシャーも楽しんで、力に変えられている」という唐川侑己(31)を投入。福田のファインプレーにも助けられ、三者凡退に。攻撃へのリズムを作る。

するとその裏、2・3塁のチャンスを作り、若き主砲・安田尚憲(21)。

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「震える場面で回ってきた。最高の結果になってよかった」と西武5番手・森脇亮介(28)のカットボールを捉え、ライトスタンドに23試合ぶりの一発となる6号3ランをたたき込んだ。

安田にとっては忘れもしない10月1日の日本ハム戦。
1点を追う9回2アウト満塁で、見逃し三振に倒れた。外角低めの際どいボールだったが、手が出なかった。
それを払しょくするようなスイングだった。

7回の打席前には、井口資仁監督(45)から「外野フライでいいので、気楽にいけ」と声をかけられたという。また、福田からは「ひるんだら負けやぞ」と言われ、気持ちに負けないように入った打席だった。

日本一に輝いた2005年の「誠ユニホーム」を着用して臨んだ試合。50勝目をあげ、首位ソフトバンクに何とか食らいついている。
当時6歳だった若き主砲は「このユニホームを着て、日本一を目指して突っ走りたい」
ヒーローインタビューのお立ち台で、今季最多の1万2508人のファンに、誓いを新たにした。

【10月3日プロ野球結果】
DeNA7-9中日
阪神4-7巨人
ヤクルト2-13広島
オリックス3-5楽天
ソフトバンク2-1日本ハム
ロッテ6-3西武