全国の社会人チームが出場して青森市で行われているハンドボールのジャパンオープントーナメントで、岡山を拠点に活動する女子チーム、デレフォーレ岡山が初優勝しました。

青森市で行われているジャパンオープントーナメント。日本最高峰のリーグHの所属チームを除き、女子は中国や九州の各ブロック代表など16チームが出場しました。

初出場ながら8月11日の決勝に勝ち上がった青のユニホーム、デレフォーレ岡山は、HC宮崎と対戦しました。

前半の立ち上がり、デレフォーレは宮崎に先行を許す、苦しい展開。一時は10対4と6点差をつけられますが、ここから追い上げます。キャプテンで東京オリンピック代表の角南果帆が、相手ボールを奪ってのこのプレー。チームに勢いをつけると、デレフォーレはさらに追加点を挙げていきます。そして、前半残り3分を切って、角南のループシュートでついに同点とします。

12対12の同点で迎えた後半、デレフォーレは、またも相手に先行される嫌な流れ。それでも、選手はあきらめずにじわりじわりと、点差を詰めていきます。

試合時間、残り5分を切って22対20と2点差の場面で5番の三村亜美がペナルティスローを決めて、1点差に迫ると、ここから5月に加入した新戦力、13番のセンターバック、高橋弥那が大活躍。残り3分で同点ゴール、そして、残り20秒で逆転ゴールを奪います。

デレフォーレ岡山が、初出場で全国の頂点に立ちました。

(デレフォーレ岡山 高橋弥那選手)
「自分が決めるっていう思いを持っていたし、本当に感謝の気持ちと結果で恩返しできてうれしいなっていう気持ちです」

(デレフォーレ岡山 角南果帆主将)
「リーグH参入までの道のりの中でようやくスタート地点に立ったっていう思いであります。本当に皆さんの力で勝ち取った日本一だと思います」

チームにとって、大きな意味を持つ優勝を飾ったデレフォーレ岡山、12月に広島市で開かれる全日本ハンドボール選手権の出場権を獲得しました。

岡山放送
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