イスラエルがパレスチナ自治区ガザ北部を制圧する計画を承認したことを受け国連の安全保障理事会は10日、対応を協議する緊急会合を開きました。
緊急会合は欧州の安保理理事国5カ国が要請したもので、イスラエルへの非難や計画を撤回するよう求める意見が各国から相次ぎました。
またパレスチナは「イスラエルが方針を変更するきっかけとなるのは非難を行動に変える私たちの力だ」と訴え各国にイスラエルへの圧力を強めるよう呼びかけました。
一方、アメリカは「イスラム組織ハマスが平和的手段でガザの支配を手放すことはないのは明白」と主張してイスラエルの制圧計画を正当化しました。
その上で「イスラエルは自国の安全保障のために必要とされることを自ら決定する権利がある」とイスラエルを擁護しました。
15カ国の理事国のうちアメリカだけがイスラエルを擁護し、孤立が鮮明となりました。