大雨は、九州各地に川の氾濫など大きな被害をもたらしています。

9日夜から10日までに4回、線状降水帯が発生した福岡県では、川が氾濫するなど各地で大雨の被害が相次いでいます。

10日午後3時過ぎに福岡・北九州市で撮影された映像では、大量の雨水が階段から流れ込む様子が確認できます。

また、交通への影響も出ています。
JR西日本によると、山陽新幹線では大雨の影響で昼過ぎから広島駅から博多駅間で運転を見合わせていましたが、終日運転取りやめを発表しました。

福岡県など各地では、未明から冠水被害が相次いでいます。

午前2時半頃の福岡・宗像市のJR赤間駅付近の映像では、駅の入り口付近まで冠水が迫り、駅のロータリーが完全に冠水している様子が確認できます。

また鹿児島・姶良市では、8日に発生した土砂崩れの現場で行方不明となっていた女性が、倒壊した倉庫のがれきに挟まれ救助されましたが、心肺停止の状態だということです。

一方、石川県では土砂災害警戒情報が発表されたことを受け、輪島市など6つの市・町で避難所が開設されるなど、広い範囲で警戒が必要な状態に。

強い雨はこの後、東日本や東北に広がる見込みです。
引き続き土砂災害などに警戒してください。

FNN
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