持続可能な未来へ向けて… 親子で学べるSDGs絵本とは?
石井百恵キャスター:
こちらに並んでいる絵本、ある共通点があります。
「プラスチック」や「もったいない」などの言葉が並んでいいますが、これはすべてSDGs絵本なんです

SDGsとは、世界中すべての人で達成を目指す、持続可能な開発目標。
「貧困」や「飢餓」をなくすなど17のゴールを定め、2030年までの達成を目指す。
未来のためにSDGsに取り組む…これは子どもたちにも大切なこと。
書店では特設コーナーができるなど、子ども向けの出版物も増えている。
絵本の専門誌では、SDGs絵本の特集も。
そこで、お薦めの絵本を専門家に教えてもらった。
「いつもそばにいてほしい…」 SDGs絵本が伝える平和の尊さ
絵本専門士・谷口和恵さん:
浜田桂子さんの「へいわってどんなこと?」っていう絵本です。
絵本専門士・谷口和恵さん:
平和だからこそ、こんなことができるんだよというのが、10ページほど書かれているんです。
子どもたちと平和探しをするのに、紹介できる絵本じゃないかなと思います
続いてのお薦めは、「ルブナとこいし」。
紛争で祖国を追われた女の子の物語だ。
絵本専門士・谷口和恵さん:
難民のことや戦争のことや内紛のこととかを考える時に、とても紹介できる絵本かなと思います
「まずは知ることから」 大事なのは、“親子”で一緒に考えること
こちらは、新刊「プラスチック星にはなりたくない!」。
環境問題を身近に感じることができる。
何年経っても生分解できず、自然にかえれないプラスチック。
その付き合い方を、小学校低学年から考える内容となっている。
最後は、「わたしたちの家が火事です」。
スウェーデンの環境活動家・グレタさんの物語で、気候変動の危機を世界に訴える姿を描いている。
絵本専門士・谷口和恵さん:
まずは知ることから。知ったら行動してみる。そういうことで、どんどん興味とか想いが膨らんでいくんじゃないかと思います。絵本というのは、親子で膝を突き合わせて読みあえますよね。正解というのはないんですね。でも、一緒に考えるのが大事かなと思います
(テレビ新広島)