長崎は8月9日、原爆投下から80年を迎えました。
平和公園では、早朝から原爆の犠牲者を悼み手を合わせる人の姿が見られました。
長崎市の平和公園では、雨が降る中、朝から被爆者や遺族などが平和祈念像前に設けられた祭壇にお参りに訪れています。
夫と来た女性は「原爆で亡くなられたご家族の方の痛みが早く癒えるように」と話しました。
長崎では80年前の8月9日、原子爆弾が投下され約7万4000人が死亡、今なお多くの被爆者が原爆の影響と思われる病気などで苦しんでいます。
長崎市の平和公園では、このあと午前10時40分から石破首相など約2700人が参列して平和祈念式典が執り行われます。
式では長崎市の鈴木市長が世界に向け即時停戦と核兵器廃絶を呼びかけるほか、神奈川県に住む93歳の被爆者が「絶対に核兵器を使ってはならない」と平和への誓いを読み上げます。