JR鳥栖駅の利便性の向上策をめぐり、鳥栖市は駅の各ホームを結ぶ橋の上に新たな改札口を作ることで整備を進めていく方針を明らかにしました。
JR鳥栖駅は出口が西口にしかなく、鳥栖市は東側の利便性向上などのため、地元関係者を交えた検討会を開くなどして、短期施策を検討してきました。
【向門市長】
「虹の橋を活用し改札連絡通路を設け、各ホームにつながる跨線橋を設置する案について決定すべきとの結論に至ったところでございます」
8日開かれた鳥栖市議会の全員協議会で市は駅の東西を結ぶ「虹の橋」を活用し新たな改札を設置する事業について説明しました。
駅のホームにかかる橋を新たに整備して「虹の橋」と通路で結び、改札口を設けるもので、期間は約10年、工事などの費用は24億円程度を見込んでいますが、最大半額程度国の補助を受けるよう検討しているということです。
この事業について地元経済界も「大きな一歩」と期待を寄せます。
【鳥栖商工センター 松雪秀敏会長】
「長年の懸案事項がこれでやっとその叶ったかなという風な気がしております。そして将来的には線路を高架にしてもらうと」
【鳥栖商工会議所 齊藤恭宏会頭】
「今から先の鳥栖市の発展には、欠かすことのできない長年の課題だった東口の設置ができると。非常に評価しますね」
鳥栖市によりますと9月議会で予備設計などに関する補正予算を提出する予定ということです。