鹿児島県に出されていた大雨特別警報は警報に切り替えられたが、スーパーコンピューターが再び大雨を予想している。

気象庁のスーパーコンピューター(局地モデルLFM)の最新予想は、9日(土)午前0時頃、九州に再び強い雨が降るとしている。

その5時間後の午前5時になっても引き続き同じ場所で大雨が予想される。つまり大雨が5時間継続する見込みで、大雨災害の発生リスクが急激に高まる可能性がある。

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鹿児島県内では6日午後8時からの総降水量が500ミリを超え、平年の8月1か月に降る雨の2倍近い降水量を観測している所がある。

気象庁は8日夕方に再び大雨情報を発表した。8日夜遅くから前線の活動が活発化するとして、大雨に警戒を呼び掛けた。9日18時までに予想される24時間降水量は九州南部の多い所で200ミリ。土砂災害、浸水害、河川の増水や氾濫に警戒してください。

執筆:三井良浩(フジテレビ気象センター)

三井良浩
三井良浩

気象キャスター、プロデューサーを経て、2024年にフジテレビを定年退職。現在、フジテレビ気象センターでシニアエキスパート勤務。モットーは、災害から国民の生命と財産を守るための情報を届ける。気象予報士。