今年4月、新潟市西蒲区の農道であおり運転をしあって事故を起こし、互いにケガをさせた疑いで警察は男2人を逮捕した。あおり運転で双方の運転手が逮捕されるのは、新潟県初となった。

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■農道で加速と並走を繰り返す…

危険運転致傷の疑いで逮捕されたのは、いずれも新潟市西蒲区に住む会社役員の男(54)と会社員の男(38)の2人だ。

事故は、4月18日午前6時半すぎ、新潟市西蒲区馬堀の片側1車線の見通しの良い農道で起きた。

警察によると、普通乗用車を運転していた会社員の男を軽貨物自動車を運転していた会社役員の男が追い越そうとした際、会社員の男が追い越しを阻止するため、2回に渡り加速と並走を繰り返した。

その後、会社役員の男が会社員の男の直前に進入し、急ブレーキをかけた結果、会社員の車が会社役員の男の車に2度追突。会社役員の車はそのはずみで電柱にぶつかり、会社役員の男は首や腰のねん挫など全治1か月のけがを、会社員の男は指の打撲など加療7日間のけがをした。

■「腹を立てていた」などの趣旨の供述

どちらの車も制限速度を超えて走行していたということで軽貨物車は前方が大きく破損していた。

事故は会社員の男が自ら消防に通報したことで発覚。あおり運転で双方の運転手が逮捕されるのは、新潟県で初めてだという。

警察の調べに対し、2人とも「腹を立てていた」などという趣旨の供述をしていて、警察は事故の詳しい状況などについて調べている。

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