鹿児島県霧島市は、新燃岳の噴火や風評被害で遠のいた客足を取り戻すため、宿泊費を1人あたり2000円割り引く誘客キャンペーンを9月から実施すると発表しました。
霧島市が9月15日からはじめる「霧島に泊まって!1万人キャンペーン」は、1人当たり2000円の宿泊助成金をキャッシュバックするものです。
霧島市・中重真一市長
「霧島の観光地は新燃岳の活動が続いていても通常営業中。どんどん皆さん安心して霧島にお越しくださいという意味でこのキャンペーン事業を行っていきたい」
霧島市によりますと、新燃岳の噴火などの風評被害で霧島・牧園地区を中心とした宿泊施設では宿泊キャンセルが相次いだということです。
観光業界からも要望があったというキャンペーンは、霧島市内の宿泊施設が対象で、利用者1人当たりの宿泊費を2000円を割り引くか、事前決済の場合は2000円を返金し、1万人に達するまで実施するということです。
霧島市はこのキャンペーンに関わる事業費2500万円を含む補正予算を7日付けで専決処分しました。