唐津市は災害時に蓄電した電力を提供してもらうなど地域防災に関する連携協定を市内に進出する蓄電池メーカーと結びました。
唐津市と地域防災に関する連携協定を結んだのは東京に本社を置く蓄電池メーカー「日本蓄電池」で、6日締結式が開かれました。
日本蓄電池は九州で初めて唐津市で10月に操業を開始する予定で、唐津市相知町に最初の系統用蓄電所が建設されています。
系統用蓄電池は時間帯などによって出力の変動が大きい再生可能エネルギーを有効活用し、電力の需給バランスを保つ設備として注目されています。
今回の協定により災害などによる非常時には蓄電所を開放し市民がポータブル蓄電池やスマートフォンなどに充電することが可能になります。
【日本蓄電池 漆原秀一社長】
「もともとの事業が日本の電力を支えるという事業なのでこの協定によってこの電力を支えるという事業の中で地元の方々にも貢献できる。防災という意味で貢献できるというのが一番のポイントかなと思っています」
日本蓄電池は全国100カ所程度での事業展開を計画していて、うち唐津市では3カ所に蓄電所を設ける予定です。