JR西日本は、エリア内の各路線について2024年度の「輸送密度」、1日平均何人運んだかを示す数値を発表しました。
利用が低迷し、今後の路線のあり方について沿線の自治体との協議に入りたいとしている木次線・出雲横田ー備後落合間は、前の年度の約3分の1にまで減少したことがわかりました。

JR西日本の発表によりますと、木次線・出雲横田ー備後落合間の2024年度の輸送密度、1キロ当たり1日平均乗客数は23人で、前の年度の72人から約7割減少しました。
JR西日本のエリア内では、路線存続について協議する再構築協議会が設置されている広島県の芸備線・東城ー備後落合間の20人に次いで2番目に少ない数字です。
観光列車「奥出雲おろち号」が2023年に運行を終了したことが影響したとみられます。

県は「厳しい状況」だとした上で、引き続き沿線自治体などと協力して、利用促進に向けた対策を講じていきたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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