OHKで月曜から金曜午後3時50分から岡山・香川エリアで放送中の情報番組「なんしょん?」のコーナーで、岡山市中央卸売市場の市場関係者で構成される「岡山県お魚普及協会」の協力で瀬戸内などの新鮮な魚介のおいしい食べ方などを紹介している「瀬戸内旬紀行」。
今回も、協会理事で原田屋鮮魚店の原田徹美会長に旬の魚「カンパチ」について話を聞いた(OHKで6月9日に岡山・香川エリアで放送)。

見た目はメタリックブラックの美しさ…今が旬「ブリ御三家」の一つ・カンパチの魅力に迫る
ブリ、ヒラマサと並んで「ブリ御三家」の一つとして知られる「カンパチ」。
アジ科ブリ族の魚の一種で、目の上にある褐色の線が漢字の「八」に見えることから、その名が付けられたといわれている。
青魚のブリに対し、カンパチは白身魚。今回は特別編として、原田会長に、鹿児島から届いた養殖のカンパチをスタジオに持ってきてもらった。メタリックブラックと表現するほど、キラキラと輝きがある。
カンパチの旬は5月から8月まで。「コリコリ」とした食感が特徴で、夏場が特においしいとされている。原田会長におススメの食べ方を聞くと、鮮度の良いカンパチは「刺身」がおすすめということで、番組では実際に会長にスタジオでさばいてもらった。

“出世魚”カンパチは近年、温暖化の影響で漁獲量が減少傾向に
原田会長によると、カンパチがブリと同様に、成長段階によって名前が変わる出世魚ともいわれていて、最も小さいサイズは「ショッコ」と呼ばれ、次に「シオゴ」、さらに「アカハナ」と成長し、最終的に80センチ以上になると「カンパチ」と呼ばれているとのこと。
しかし、近年は温暖化の影響で、カンパチの数が減少しているとのこと。鮮魚店を経営する原田会長も「だんだん数が少なくなってきている」と話す。

カンパチは筋肉質!?刺身の食感はまるで「海のアスリートの筋肉」
原田会長の手で手際よくさばかれたカンパチの刺身を、まずOHK・萩原渉アナウンサーが試食。透き通ったカンパチの切り身を視聴者に見せ…「身がしまってる!コリコリゴリゴリ・・・海のアスリートの筋肉をいただいているようだ」と話した。
OHK・藤本紅美アナウンサーも「食感が驚くほど本当にコリコリする。あっさりしているというのがわかる」とコメント。その間、萩原アナウンサーは「砂ずり」と呼ばれる部位を試食し、「脂が乗っていてさっぱりした味」と話した。

新鮮なカンパチをお店で買う時のポイントは…「キラキラ」したもの
最後に、原田会長は新鮮なカンパチをお店で買う時に選ぶポイントとして「目の輝きと光沢がいいもの」を挙げた。
今回は鹿児島から届いた養殖ものの「カンパチ」を紹介。旬のコリコリした食感をみなさんも味わってみては。
(岡山放送)
