ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の和田征子事務局次長が6日、ノルウェーで開かれた平和会議で講演し、核廃絶の必要性を訴えました。
日本被団協・和田征子事務局次長:
核兵器は人類と共存できません。核兵器は人間によって作られ、使われたのです。
「平和会議」はノルウェーの首都オスロで、広島に原爆が投下されてから80年となる日に合わせて開かれました。
1歳10カ月の時に長崎で被爆した日本被団協の和田征子さんは、スピーチで「人類は核戦争の瀬戸際に立たされている」と警鐘を鳴らし、核兵器の廃絶を訴えました。
またノーベル委員会のフリードネス委員長も登壇し、7月、被爆地を訪れた際に「言葉では表現できない経験をした」と述べました。