大阪・関西万博の海外パビリオンの建設をめぐる工事代金の未払い問題で「被害者の会」が、代金の立て替えなどを求める署名を、大阪府に提出しました。
万博のパビリオンの建設工事をめぐっては、アンゴラやマルタなどの海外パビリオンで工事代金の未払いが発生していて、下請け業者らが「被害者の会」を設立しています。
こうしたなか「被害者の会」は6日、代金の立て替えなどを求め、約5万人の署名を大阪府に提出しました。
【マルタパビリオンの下請け業者】
「税金で全部を補填してくれとは言いません。いまを乗り越えるための、これから先を進んで行くための力を貸してもらいたい」
立て替えの要望に対し、大阪府は既存の金融支援策の案内に留めましたが、被害者の会は「緊急性があるうえ、未払いを理由に与信が通らない」と、独自の支援を求めました。