8月6日から始まった仙台七夕まつりの会場で、北朝鮮に拉致された被害者の家族などが、問題の解決を訴える署名活動を行いました。
「拉致事件解決のための署名活動を行っています」
署名活動は拉致被害者の家族などが22年前から続けています。
6日は仙台七夕まつりの開始にあわせて、救う会宮城のメンバーや、拉致被害者、増元るみ子さんの弟、増元照明さんも参加し、青葉区一番町の商店街で市民や観光客に問題解決への協力を求めました。
署名活動は8日まで続けられ、会場には今年初めて拉致被害者の救出を目指す超党派の国会議員による短冊も飾られています。
また、6日は増元さんなどが仙台市の郡市長のもとを訪れ、拉致問題の解決に向けて地方から声を上げてほしいと訴えました。
家族会 増元照明元事務局長
「国会議員の拉致事件を解決する思いと、家族が被害者を取り戻したい気持ちには大きな乖離がある。解決に向かうように地方から中央に大きな働きかけをしてほしい」
これに対し、郡市長は、「大きな人権侵害でもある拉致問題解決に向け小さな力ではあるが努力していきたい」と応じました。