秋田県湯沢市の夏の伝統行事「七夕絵どうろうまつり」が5日夜開幕し、大小様々な美人画が描かれた絵灯籠が夜のまちを照らしました。
5日午後7時、絵灯籠に明かりが灯され、商店街が彩られました。湯沢市の夏の伝統行事「七夕絵どうろうまつり」の開幕です。
まつりは、京都から嫁いだ姫がふるさとへの思いを五色の短冊につづり、青竹に飾りつけたのが始まりとされています。
絵灯籠には浮世絵や現代風のもの、それにアニメキャラクターなどの美人画が描かれ、大中小合わせて170基が観光客を待ち受けます。
30年以上描き続ける横手市の首藤ミヱさんの作品は、浮世絵をもとに遊郭で楽しそうに会話する遊女が表現され、高さ3メートル、幅4.5メートルの大きさは圧巻です。
訪れた人たちは、お気に入りの美人画の前で写真を撮るなどして楽しんでいました。
秋田市から訪れた人:
「一度見たら風流できれいな絵を忘れられない。年1回は見てみたいと思い来た」
大仙市から訪れた人:
「絵のタッチや色使いも全然違うので、見るのが楽しい」
湯沢市民:
「派手ではなくあまり動きがないまつりなのに、長く残っているのはすごいと思う」
七夕絵どうろうまつりは7日まで開かれます。