与野党の国会議員が核兵器廃絶に向けた日本の役割などを話し合う討論会で、自民党の寺田稔衆議院議員が「核兵器禁止条約に正式参加をすべき」との見解を示しました。

【被害者救済と核兵器廃絶推進議員連盟・寺田稔会長】
「核禁条約についても、核廃棄プロセスへルーティーン化するということが見えれば、当然、我が国としてもオブザーバーではなく正式参加すべきである」

自民党の寺田衆議院議員はこのように述べ、自民党議員として初めて核兵器禁止条約への正式参加に言及しました。
寺田氏は、自民党内で、被害者救済と核兵器廃絶推進議員連盟の会長を務めています。

一方、ほとんどの野党議員と与党公明党の斉藤鉄夫代表は、正式参加ではなく、オブザーバー参加を主張しました。

この討論会は、核兵器廃絶に向け活動するNGOが主催したもので、与野党の国会議員8人と国連や日本被団協などの関係者が出席しました。

テレビ新広島
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