メンズエステ店の経営者にトラブルを解決する名目で用心棒代を要求したとして、富山県公安委員会は暴力団組長に中止命令を言い渡しました。
命令を受けたのは、富山市の指定暴力団六代目山口組傘下の高島文麿組長(53)です。
警察などによりますと、2023年12月、富山市内でメンズエステ店を経営する30代の女性が、店を立ち上げる際、第三者とトラブルになり、知人だった高島組長に相談しました。
すると高島組長は「面倒を見てやる」「売り上げあがってからでいいぞ」などと言い、女性に用心棒代を要求。
これまでに複数回金を受け取ったことが確認されています。
組長は先月15日、メンズエステ店の経営に関わった富山大学の准教授などが逮捕された一連の事件を巡り、弁護士法違反の疑いですでに逮捕されていて、一連の捜査で、今回の金の要求が明らかになりました。
県公安委員会による命令は、用心棒代の要求継続や女性への電話、文書、面会を中止させるもので、違反すると3年以下の拘禁刑などが課せられる可能性があります。