5日の新潟県内は前線の影響を受け、下越や佐渡を中心に雨となっています。水不足の中、農家からは恵みの雨に期待する声が聞かれました。
前線を伴った低気圧の影響で、下越や佐渡を中心に雨が降っている県内。
【記者リポート】
「数十分前から雨が降ってきた。風も強く吹いて水たまりができている。久しぶりのまとまった雨」
7月1か月の降水量が3.5ミリと、平年の約2%にとどまっていた新潟市中央区では、風も吹く中、傘を差しづらそうに歩く人の姿が見られました。
一方農家からは、恵みの雨となることに期待する声が聞かれました。
村上市でコシヒカリなどを栽培する田島健太郎さんの田んぼでは、これまでの水不足により一部の稲が枯れてしまうなどの被害がでています。
【稲作農家 田島健太郎さん】
「農家的にはすごくうれしい雨。ただすぐ終わってしまうと意味がないので長く降ってくれるのを期待している」
県内はこのあと雷を伴って激しい雨が降るところがある見込みです。
新潟地方気象台は下越で低い土地の浸水に、佐渡で川の増水などに注意するよう呼びかけています。