全国知事会は、小泉農林水産大臣に対しコメ政策についての緊急の提言を行った。県からは折原副知事が立ち会い、コメの安定した供給・適正な価格を求めた。
要請を行ったのは全国知事会で、農林商工委員長を務める岩手・達増拓也知事と、吉村知事の代理で出席した折原英人副知事。
知事会では当初、国に対し「アメリカの関税措置に対する提言」などを予定していた。
こうした中、7月23日の会議で吉村知事が「コメの安定した供給と適正な価格の形成」の必要性を訴え賛同を得たことから、緊急提言として今回の要請に盛り込まれた。
4日、発案者である吉村知事の代理として出席した折原副知事は小泉大臣に対し、「国が定める需要と供給の見通しの精度を高め、早急に示してほしい」「コメの生産・流通・販売の透明性を確保し、適正価格の形成につなげてほしい」と要請。
これに対し小泉大臣は、「今回のコメの価格の検証をしっかり行い、信頼される需給の見通しを出したい」「生産者が増産できる環境を整備していきたい」と回答した。