6日から競技が行われるインターハイのフェンシング競技です。
学校対抗の団体戦には男女ともに鹿児島南高校が出場します。
創立以来初の男女同時優勝に期待です。
鹿児島南高校フェンシング部。
現在、部員17人。
インターハイの学校対抗ではこれまで男子が2回、女子が1回、優勝を成し遂げた全国屈指の強豪です。
27年ぶり3回目の優勝を目指す男子、2025年は2年生が中心です。
インターハイでは2024年、2023年と2年連続で準優勝に輝いています。
エースは、白男川瞬選手。
スピードが持ち味で、7月8日時点の20歳以下の国内ランキングでは6位につけています。
2024年のインターハイでは1年生ながらメンバーに選ばれました。
男子エース・白男川瞬選手(2年)
「一番は相手に勝ちたいという気持ちはあるけど、どこの学校よりも楽しんでチーム力を高めて臨みたい」
一方、45年ぶり2回目の優勝を目指す女子は3年生が中心です。
2024年のインターハイは3位。
2025年春の選抜大会では準優勝に輝きました。
チームの中心は桐木平乃愛選手。
鹿児島市出身で、相手との駆け引きが上手い頭脳派です。
1年生のときからメンバー入りし、最後の夏に挑みます。
女子エース・桐木平乃愛選手(3年)
「高1からあと一歩手が届かないことが多く、このインターハイに向けて今までずっと練習してきたので、練習してきたことを発揮できるように頑張りたい」
大会前で実践的な練習が増える中、週に1回行うトレーニングがあります。
フェンシングの動作を取り入れたメニューを短時間で連続して行い、試合中に近い極限状態に追い込みます。
2024年、あと一歩届かなかった全国の頂点に立つために、選手たちは心をひとつにして取り組みます。
男子・羽田光洋キャプテン(2年)
「2024年も2年生は決勝の舞台を経験して、そこで負けて悔しい思いをしているので、2025年は先輩たちのためにも絶対に優勝したい」
女子・渡邉文珂キャプテン(3年)
「どの学校よりも練習していると思うし、どの学校よりも一緒にいる時間が長いと思うので、そこを強みにしていけば勝てる」
2年連続準優勝の男子、そして、3年間の集大成で臨む女子。
学校史上初の男女同時優勝へ、鹿児島南の暑い夏が始まります。
インターハイのフェンシング競技は、島根県で6日から個人対抗、8日から学校対抗が行われます。