参院選で公認候補が敗れた自民党高知県連は、3日に総括会議を開催。役員が表明した「石破総裁への退陣要求」については賛否があったということです。
会議には役員を始め、地域の支部長ら約110人が出席し、会長の中谷防衛大臣もオンラインで参加しました。意見交換は非公開で行われ、その後、尾崎副会長が敗北の原因について言及。「裏金問題の影響も厳しかったが、物価高などに対する党の政策が国民の不安と不満に応えられなかった」として抜本改革が必要と話しました。
また投開票日の翌日、役員6人が表明した石破総裁への早期退陣要求については。
自民党高知県連 副会長 尾崎正直 衆議院議員:
「中谷会長は石破内閣の閣僚、立場上こういう議論に加わることができないこともあるので、いま出席しているこの緊急役員会のメンバーで議決をさせていただこうと」
「開票が終わる前の続投表明は民意を反映してないことにもなりかねない」と説明。出席者からは支持する意見の一方、「会長には参加してもらうべきだった」との意見も出たということです。
県連会長 中谷元 防衛大臣:
「石破総理が続投の意欲を示している以上、今後とも石破内閣を支えていく。一国の総理を退陣させる大変重要な問題であるので、しっかりと議論した上で結論を出さなければならない」
中谷会長は「党内抗争や分裂は回避すべき。国民的な意見も踏まえ早急に結論を出さずに対応すべき」と述べました。