2024年6月、名護市の安和桟橋の前で起きた死傷事故で、警察が抗議活動中に重傷を負った女性について重過失致死での立件を視野に捜査していることがわかりました。
この事故は2024年6月、名護市の安和桟橋近くで、普天間基地の辺野古移設に対する抗議活動をしていた女性と警備員の男性が埋め立て用の土砂を運ぶダンプカーに巻き込まれ、男性が死亡、女性が足の骨を折る大けがをしたものです。
警察は女性が抗議の為にダンプカーの前に出たことが事故につながったとみて、重過失致死での立件を視野に捜査していることが関係者への取材でわかりました。
女性は6日にも警察による事情聴取に応じる意向を示しているということです。
ところで、事故を巡っては沖縄防衛局が現場付近の防犯カメラの映像を開示しないのは違法だとして女性が7月、国を提訴しました。
沖縄防衛局は2024年10月に事故の映像を沖縄県議会に提出していますが、女性が2024年12月に映像を開示するよう求めた際には「映像の保有を確認できなかった」として応じませんでした。