熱戦が続く高校生スポーツの祭典、中国インターハイ。8月2日まで鳥取で行われた自転車トラックでは、郷土勢から日本一が誕生しました。
2日の自転車トラック最終日。男子スクラッチ・レース決勝には水島工業2年の村瀬琶音が出場しました。
トラック24周、8キロのレース。赤の帽子に水色のユニホームの村瀬は、ラスト1周でトップに立つと、終盤のために温存していた全ての力を込めてゴールに向かいます。自身が描く理想の展開で、逃げ切った村瀬。中国大会3位のリベンジを全国の舞台で果たし、優勝しました。
(水島工業2年 村瀬琶音選手)
「絶対にもう負けたくないという気持ちで練習してきました。本当に、めちゃくちゃうれしいです」
一方、女子ケイリンでは、将来、オリンピックの金メダルを目指す高松工芸3年の井関文月が快挙です。先頭を走る井関は終盤で2位の選手とデッドヒートとなりますが、見事、逃げ切りました。井関は、ケイリンで春の全国高校選抜に続き、インターハイでも全国の頂点に立ちました。
(高松工芸3年 井関文月選手)
「3年生の一番大事な大会で1位を取れたっていうのは、もう本当に宇宙に飛んで行っても良いんじゃないかなっていうくらい、うれしいです」
また、8月1日に行われた男子チームスプリントで岡山工業が優勝しています。