ことし2月、国交省職員の男性の切断遺体が東大阪市の山中などで見つかった事件で、警察は男性を殺害してキャッシュカードなどを奪った罪などで起訴された無職の男について、奪ったキャッシュカードを使って現金50万円以上を盗んだ疑いなどでも検察庁に送致しました。

住所不定無職の大木滉斗容疑者(28)は、去年12月、大阪市中央区で国交省職員の男性を殺害し、男性のキャッシュカードや現金を奪い、切断した遺体を東大阪市の山に遺棄した罪で起訴されています。

警察が捜査したところ、男性が行方不明になった後、大阪市生野区や京都市東山区のコンビニエンスストアのATMで複数回、男性の口座から現金計50万円以上が引き出されているのが明らかになり、防犯カメラの映像などから大木容疑者が関与した疑いが強まったとして、4日検察庁に送致しました。

大木容疑者には複数の金融機関から180万円ほどの借金があり、借金返済や逃走中の生活に使っていたと警察はみています。

このほか、警察は覚せい剤を所持した疑いでも大木容疑者を検察庁に送致しました。

警察は検察庁に起訴を求める「厳重処分」の意見を付けています。

関西テレビ
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