8月1日、瀬戸内のこの夏の一大イベントが開幕です。現代アートの祭典、瀬戸内国際芸術祭の夏会期が始まり、新たに会場に加わったさぬき市でオープニングセレモニーが行われました。

(太鼓の演奏)
さぬき市役所で行われたオープニングセレモニーには香川県の池田知事やさぬき市の大山市長ら関係者約50人が出席し、作品を制作したアーティストの紹介などが行われました。8月1日に開幕した瀬戸芸の夏会期では、さぬき市の「志度・津田エリア」と東かがわ市の「引田エリア」が新たに会場に加わります。

このうち、「志度・津田エリア」では国の内外のアーティストによる5つの作品が展示されます。

フィリピンのアーティスト、リーロイ・ニューさんの作品、「メブヤンのバランガイ」は、フィリピンの神話と志度に伝わる海女の伝説から着想を得て未来をどう切り開くかを問いかけています。

一方、やんツーさんの作品、「風雷讃甚」は、さぬき市で生まれ、江戸時代にマルチな才能を発揮した平賀源内からイメージした作品を展開しています。

(美術家・やんツーさん)
「単純に空中で電気が放電する。電気を普段目にすることがないので、見られることをシンプルに楽しんでもらうのもいい」

また「引田エリア」では、市民350人以上から集めた古着の素材で編んだ手袋の作品やペットボトルのキャップで引田の特産品などを表現した作品などが展示されています。

(香川県 池田豊人知事)
「志度も津田も引田も、歴史的なまち並みがあったり、それが海と調和していて非常に居心地がいい。それをアートの力で人を呼んできて知ってもらいたい」

新たな魅力が加わった瀬戸芸の夏会期は、8月末まで開かれ、「志度・津田エリア」と「引田エリア」は、午後9時まで作品を鑑賞できます。

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。