小学6年生と中学3年生を対象とした全国学力テストについて、佐賀県は全ての科目で2年連続で全国平均を下回りました。
全国学力・学習状況調査、「全国学力テスト」は小学6年生と中学3年生を対象に今年4月に行われ、県内では約1万3565人が受けました。
小学6年生は国語・算数・理科、中学3年生は国語・数学・理科それぞれ3教科を行った結果、平均正答率は全ての科目で全国平均を下回りました。
全科目で全国平均を下回るのは去年度に続き2年連続です。
特に中学3年生の数学が最も開きが大きく4.3ポイント、次いで小学6年生の算数が4ポイント下回りました。
家庭学習の状況では、「授業時間以外の平日に1時間以上勉強する」と答えた児童・生徒の割合が小学6年生が48%、中学3年生が49.2%と前年度より増加しているもののいずれも半分以下となっています。
県教育委員会は8月下旬に有識者を交えた委員会を開き、学力向上に向けた取り組みを検討するとしています。