福島県の沿岸部には現在も津波注意報が発表されている。
「いわき市沿岸に津波注意報発表。海岸からはなれて津波に注意してください」
津波注意報などを伝える津波フラッグも掲げられたいわき市の薄磯海水浴場。人が立ち入らないように監視員が巡回していて、いわき市内に4カ所開設されている海水浴場は、7月31日も全て遊泳禁止となっている。
ロシア・カムチャツカ半島付近で30日朝に発生した大地震により、県内の沿岸部には津波警報が発表された。その後、30日午後8時45分には津波注意報に切り替えられた。これまでに県内で観測された最も高い津波の高さは相馬市で70センチ、いわき市小名浜で60センチ。
福島県によると、避難所が47カ所開設され、最大で435世帯1652人が避難したが、現在はほとんど閉鎖され、避難している人はいない。また、けが人や被害は確認されていない。
津波注意報が現在も継続されていることから、アクアマリンふくしまなどは31日も休業となっている。気象庁は引き続き海岸などには近付かないように呼びかけている。