アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)は30日、5会合連続で政策金利を据え置く決定をしました。

FRBは声明で「経済の見通しに関する不確実性は依然として高い」などと指摘し、5会合連続で政策金利を据え置くと発表しました。

トランプ大統領は24日にはFRB本部を訪問し、パウエル議長に直接利下げを要求するなど、繰り返し利下げを求めています。

こうした中、会合では理事会のメンバーの2人が利下げを主張し、金利の据え置きに反対しました。

アメリカメディアによりますと、複数の理事が反対するのは約32年ぶりです。

一方、パウエル議長は会見で、関税政策について「一部の商品価格に影響を与え始めているが、経済活動やインフレなど全体への影響は不透明」として、評価に時間がかかるとの認識を示しました。

フジテレビ
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国際取材部
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