日産が、関税の影響などで1100億円を超える赤字です。
日産自動車が30日に発表した2025年4月から6月の決算で、最終的な損益は1157億円の赤字となりました。
このうち、本業のもうけを示す営業損益は791億円の赤字で、中国をはじめとして世界での販売台数が前の年の同じ時期と比べて約1割減ったことや、アメリカのトランプ政権の関税政策による影響があったとしています。
また、上半期(4~9月)の業績見通しも明らかにし、営業損益が1800億円の赤字になる見通しを示し、日産は経営再建に向けて神奈川県の追浜工場のほか、メキシコにある工場でも車両生産を終了することを新たに明らかにしました。
エスピノーサ社長は、閉鎖する工場の従業員や関係するサプライヤーへの対応について「スピード感と責任感を持って取り組む」と述べました。