フジテレビは再生・改革に向けた強化策の一環として、悪質なカスタマーハラスメント(カスハラ)には厳正に対処する方針を取締役会で決議しました。
フジテレビは31日の取締役会で、社員・スタッフに対する取引先からのハラスメントを防止することが、企業の社会的責任の観点から欠かせないとして、「カスタマーハラスメント対応に関する基本方針」を策定しました。
取引先には出演者や芸能プロダクション、制作会社、スポンサー、広告会社、取材対象者などが含まれるとしています。
取引先からカスハラと認められる言動があった場合は、取引の終了も含め、毅然と対処するほか、悪質な場合には法的措置や刑事告訴も含めて厳正に対処するとしています。
一方、社員やスタッフによる取引先に対するカスハラ行為も「一切許容しない」と強調しています。
フジテレビは5月に「ハラスメント根絶宣言」で、ハラスメントを一切許容しない方針を発表しています。