猛暑が続く中、北陸電力は電力の供給量が確保できる見通しだとして、節電要請は行わない方針です。
これは、30日に開かれた北陸電力の第1四半期の決算発表で、松田光司社長が述べたものです。
*北陸電力 松田光司社長
「水力発電は少し渇水状態。その他の供給力は万全を期しているので、供給余力が十分ある。節電ではなく、エアコンを十分活用して健康に過ごしていただきたい」
北陸電力によりますと10年に1度の厳しい暑さを想定した場合の供給の余力を示す「予備率」が8月は、9%、9月は、8.1%で、安定供給に必要な3%以上を夏場を通して確保できる見通しだということです。
節電要請は3年前、2022年の6月と11月に実績がありますがこの夏は実施しない方針です。
なお、北陸電力の今年4月から6月の第1四半期の連結決算は、燃料価格の下落に伴う収入の減少などで5年ぶりの減収増益となりました。