ダムの貯水率も下がり続けています。

富山県が所管する11のダムやため池では貯水率が50%を下回り、今後、雨が少ない状況が続けば8月中旬にもゼロになる可能性があるとしています。

県によりますと、今月24日時点の貯水率は南砺市の城端ダムが25%、朝日町の朝日小川ダムが30%、富山市の古洞ダムが32%などと、11のダムで貯水率が50%を下回っています。
県土木部によりますと、今後も雨が少ない状況が続けば、8月中旬にも貯水率がゼロになる可能性があるということです。
県は今月からダムで放流する量を制限するとともに、農業関係者に対し、田んぼからの排水を再利用するなど、用水を効率よく使うよう要請しています。
新田知事は…。

*新田知事
「いわば『渇水』の兆候が見られる。このまま(少雨が)続くと、ダムのシミュレーションもしているが、厳しい予想が出ている」
新田知事は、来週にも関係部局や気象台、富山河川国道事務所などによる渇水の対策会議を開く考えを明らかにしました。
*新田知事
「大雪対策はタイムラインに基づいてトリガーをどう引くか決めてあるが、渇水については後手に回っている。ルールがないので、外部の機関を巻き込んで対策をとるタイミングだと考えている」