津波警報の発表を受けて、富山県は太平洋側の海域で漁場とする県内船籍の遠洋漁船など10隻について安否を確認しました。

乗組員、船ともに被害は出ていません。

*県水産漁港課 飯田直樹さん
(Q:どうですか?大丈夫ですか?)
「皆さん(船を)沖に出されたり、そのまま係留して津波をやりすごす判断をしておられる」

県水産漁港課によりますと太平洋側の海域を漁場とする県内船籍の漁船は、北海道から房総半島沖でお盆明けから漁期に入るサンマ漁船が6隻、太平洋やインド洋などではえなわ漁を行う遠洋マグロ漁船が5隻です。

このうち、魚津港に帰港していたサンマ漁1隻を除く10隻が地震発生時、北海道根室市の花咲港と宮城県気仙沼市の気仙沼漁港に停泊、または、太平洋で操業中でした。

30日、津波警報の発表を受けて、職員がそれぞれの船主に電話をかけて、乗組員の安否や船に被害が出ていないか聞いたところ、正午までにすべての乗組員と船の無事を確認したということです。

津波は、花咲港で午前10時37分に30センチが観測され、船を係留したままにしておくと津波で被害が出るおそれがあったため、出港して、沖合で津波をやりすごした船もあったということです。   

富山テレビ
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