生成AIの「ChatGPT」。世界中から集めた膨大な情報をもとに対話形式で教えてくれる。
どんな使い方をしているのか、街で聞いてみた。
文章と画像の生成
「メールの返信をどうしたらいいのか聞いてコピペして貼り付けている」(20代女性)
「一時期に流行したジブリ風画像。おいっ子やめいっ子の画像をジブリ風にして家族に送ったりしました」(20代女性)

英会話学習や占い
「英会話のツール。洗い物をしながら「ハローChatGPT」。学習パートナーみたいな感じ」(30代男性)
「自分の生年月日を入れたら占いしてくれる」(10代女性)

仕事での活用例
仕事で使うという人も
「必要な書類を作ってくれるのでChatGPTに全部依頼しています」(20代男性)
「エクセルの関数の式を教えてくれる」(30代女性)
ChatGPTはさまざまな場面で活用されていた。

悩み相談も
そして、今こんな使い方をする人が増えているという。
「お悩み相談もしたことあります」(20代男性)
どんな悩みを相談しているのか。

愚痴やダイエットのアドバイス
「行き場のない愚痴」(20代男性)
「『ダイエットがうまくいかないんだよね』。おすすめの運動を教えてくれたりして便利」(30代女性)

良き相談相手
「人に相談しても『好きな方をやればいいんじゃない』という話になったりするけど、ChatGPTだったら『こういうのがあなたには向いているんじゃない?』と掘り下げて言ってくれる」(10代女性)
「めっちゃ(相談)しています。すごい励ましてくれます。どんなことも受け入れて否定しない」(20代女性)

ChatGPT初体験
仕事からお悩み相談まで役立つChatGPT。
まだ使ったことがないという、石狩市の中西まゆみさんに体験してもらった。

ランチとドライブコースの提案
「『おいしいランチがしたいです。途中で景色を見ながらドライブを兼ねたコースを教えてください』これ、全部まわるの?食べすぎ」(中西まゆみさん)

少し無理のある提案
ChatGPTがランチで提案したのは自宅から定山渓、長沼町、そして小樽を巡るコース。
でも定山渓から長沼町へ45分というのはちょっと無理である。
うどんのあと午後3時にカレーとスイーツというのもどうなのか。

AIの長所と短所
AIも間違えたり、見当違いの回答をするので注意が必要だが
「具体的なスポットとおすすめの理由がしっかり書かれているので、情報量として助かりますね」(中西さん)

中西さんの相談
中西さんにも悩み事を相談してもらった。
「『夫はしっかり話を聞いてくれますが、無口なので相づちや会話のキャッチボールができればもっと楽しいのでどうすればいいでしょうか?』」(中西さん)
「質問はイエスノーで終わらない聞き方に変える」
「無口な人ほど自分の詳しいことには口が開きやすいものです」
「最後に一言。言葉数が少なくても心がこもっていればそれは立派なコミュニケーションです」(いずれもChatGPTの回答)

精神科医による警鐘も
初めてのChatGPT体験はどうだったか?
「機械なのにいろいろな気遣いを感じる。相談をしたくなるかもしれませんね」(中西さん)
精神科医の益田祐介さんはAIに頼りすぎないことも大切だと指摘する。
「危険性については依存の問題。AIに相談できないと不安。人間よりAIを好きになっちゃう。人間関係と同じでほどよい距離感が大事」(精神科医 益田祐介さん)
