午前8時25分頃、カムチャツカ半島でマグニチュード8.7を観測する地震があり、気象庁は日本の太平洋側の広い範囲で津波警報を発表しています。
海の中にいる人はただちに海から上がり、沿岸部にいる人はすぐに高台に避難してください。
気象庁は地震発生から12分後の午前8時37時に北海道から宮崎県の太平用沿岸に津波注意報を発表していましたが、地震の規模を示すマグニチュードを精査したところ速報値の8.0から8.7であることがわかったため、午前9時42分に北海道から和歌山県にかけての太平洋側で注意報から津波警報に引き上げられました。
また日本の広い範囲に津波注意報が発表されています。
気象庁は沿岸部に住む人はすぐに高台などに避難してすでに避難している人は警報が発表されている間は避難を続けるよう呼びかけています。
北海道の根室では午前10時半ごろ30センチの津波が到達しています。
また北海道の霧多布港には午前10時36分に30センチ、北海道釧路でも10時42分に30センチの津波が到達しています。
今回のように遠地が震源の地震の場合、予想より遅れて津波が襲ってくることがあるため警報等が解除されるまでは海岸などに近づかないでください。
また、気象庁によりますと震源が距離が離れていることからこの地震が北海道三陸沖などの巨大地震を誘発する可能性は低いとしていますが、震源地周辺では引き続き津波をともなう地震に警戒が必要だということです。