アメリカ軍の大型爆撃機B29が、秋田県男鹿市の男鹿本山に墜落した事故から2025年で80年。機体の一部が新たに見つかりました。

1945年8月28日、アメリカ軍の爆撃機B29が男鹿本山に墜落し、搭乗員12人うち11人が亡くなりました。

29日は秋田市出身の探検家で作家の高橋大輔さんなど3人が、機体の一部を新たに発見したことを報告しました。

高橋さんは地元のガイドから依頼され、2019年に機体の捜索活動を開始しました。2024年12月に機体の一部を、2025年6月には約180センチの着陸するための装置を発見しました。

高橋大輔さん:
「地元の人が、このままだとこの機体、この話、歴史が埋もれてしまうという危機感を感じていた。それにようやく応えられたというか内心ほっとした。ようやく見つけられたと」

機体の一部はこれまでに15点ほど見つかり、このうち5点はアメリカの博物館の関係者が「B29の一部である」と確認したということです。

着陸装置は腐敗など課題があるものの、戦争遺跡としてその場で保存できるよう検証されます。

(※高橋大輔さんの「高」は「はしご高」)

秋田テレビ
秋田テレビ

秋田の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。