夏の高校野球愛媛大会の決勝戦が松山市の坊っちゃんスタジアムで29日に行われ、シード校の済美が夏将軍復活を目指す松山商業と対戦し、延長戦までもつれこむ死闘の末に逆転サヨナラ勝ちして、7年ぶり7度目の優勝を果たしました。
夏の甲子園の切符をかけた決勝。第4シードの済美、ノーシードで勝ち上がってきた松山商業と対戦しました。
スタンドには7年前の甲子園でベスト4に輝いたOBたちの姿が。7年前に甲子園出場を果たした済美OBの山田響さん、武田大和さんの2人です。
武田大和さん:
「今回は僕らが応援する番。本当輝いている。自分のプレーを思いっきりしてほしいなと思います」
松山商業の応援には、「奇跡のバックホーム」でボールを受けたキャッチャーの石丸裕次郎さんが兵庫県西宮市から駆けつけていました。
石丸裕次郎さん:
「夏に強いイメージがあったんですがなかなか出られてなくて、精一杯がんばってもらいたいと思います」
済美は2回裏の攻撃で、1アウト3塁1塁のチャンスで8番・亀山はセカンドゴロだったもののセーフに。この間に3塁ランナーがホームにかえり、先制に成功しました。
松山商業はチャンスを何度も作り追いかけた6回。1アウト2塁のチャンスに3番・堀がレフトオーバーの大きな当たりを放ち同点に追いつきました。
その後にスコアは動かず互いに無得点。勝負は延長タイブレークに突入しました。松山商業は10回表、2アウト2塁3塁の場面で主将の安永がピッチャー強襲の2点タイムリーを放ち勝ち越しに成功。3-1とリードしました。しかし済美は裏の攻撃で、相手のエラーで1点差に詰め寄り、さらには犠牲フライと、執念のプレーで同点に。そして2アウト1塁2塁の場面で、途中出場の4番・牛草がライトにタイムリーを放ち、3-4との劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めました。
済美は7年ぶり7回目の夏の甲子園の切符をつかみました。
済美・田坂僚馬監督:
「勝ててよかったというよりは、負けなくてよかったという思いが強い」
済美・梅原朋貴投手:
「率直にうれしいです。甲子園ではまず1勝1勝堅実につかみとって、全国の頂点に立ちます」
校訓の「やればできる!」の精神で、初めての夏の大会全国一を目指します。
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