ロシアの侵攻後、和平の道が見えないウクライナについてです。倉敷市在住のウクライナ出身の女性が、7月29日に岡山県の伊原木隆太知事を訪問し、自らの目で見た古里の現状を報告しました。
岡山県庁を訪れたのは倉敷市在住のリリヤ・バビィさんです。リリヤさんは、7月に7年ぶりに帰国。岡山県からは、6台の救急車と消防車が現地に贈られていて、そうした支援物資が喜ばれていることや、古里の惨状を伊原木知事に伝えました。
(リリヤ・バビィさん)
「毎晩、晩の10時、12時になったら空襲警報がなる」
「みんながポケットにドッグフードを入れている、それはなぜかというと、家が壊れたらイヌが探してくれるから見つけやすくなる」
現地の人はミサイルに怯えながら力強く生きているとして、県には、使わなくなった医療機器などの支援も求めました。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「われわれができえることがあるかもしれない、リリア・バビィさん始めいろんな人と相談しながら、できる貢献を考えたい」
(リリヤ・バビィさん)
「戦争はできるだけ早く終わったらいいなと思う」
「ウクライナの人の生き方を支援したい、人間らしく生きてほしい」