熱戦が続く高校生スポーツの祭典、中国インターハイ。津山市で行われた女子ソフトボールでは、創志学園が7月29日、日本一を懸けて決勝に臨みました。

春の全国高校選抜で準優勝の創志学園。岡山開催のインターハイで全国優勝を目指す中、午前に行われた準決勝で石川代表の金沢を6対1で下し、決勝進出を決めました。

準決勝から約1時間半後に行われた決勝戦。相手は神奈川代表の厚木王子です。創志学園は、2点を追う2回表、ノーアウト1塁で、バッターは準決勝でホームランを放った2年生の6番・安樂咲。安樂の2試合連続ホームランで、同点に追いつきます。

白熱した展開の中、会場では、こんな対策も。今大会の暑さ対策として、3分間の給水タイムが3回設けられました。

創志学園の先発は、二ノ宮沙姫。1回に2失点したものの、2回以降は立ち直ります。ピンチの場面でも味方の固い守備に助けられ、無失点で切り抜けます。

試合は同点のまま、ノーアウト2塁から始まる延長タイブレークに。8回表、創志学園は1アウト3塁で8番・橋本真央。相手のエラーを誘い、1点を勝ち越します。

全国制覇まで、あとアウト3つ。しかし、相手の4番バッターにライトオーバーのタイムリースリーベースヒットを打たれ、同点に追いつかれると。なおも、1アウト3塁のピンチ。サードゴロの間に得点を許し、創志学園は4対3でサヨナラ負け。岡山開催のインターハイで、日本一まであと一歩のところまで迫りましたが、惜しくも準優勝に終わりました。

(創志学園3年 磯本寿々主将)
「みんなで協力しながらあきらめずに目標に向かってここまで進むことができて後悔はないし、最後までみんなで戦うことができて良かったし、楽しかった」

岡山放送
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