連日の猛暑が、私たちの食卓にも影響を及ぼし始めている。
野菜や豚肉の価格や品質に変化が見られる中、今、買い時の食材は何なのだろうか。
北海道北見市で39℃ 猛暑が生活に直撃
7月24日、気温39℃を観測した北海道北見市。
記録的な暑さは、暮らしの様々な場面に影響を与えている。
「先週1週間暑くて、店に客が来なかった。野菜も駄目になっちゃうし」(札幌市内のカフェオーナー)

スーパーの野菜に高温障害
札幌市のスーパーでは野菜の価格や品質に影響がでている。
「暑さが続き、高温障害の影響がある。レタス・ほうれんそうが特に高い。うちは農家から直送なので抑えられているが、市場の仕入れ価格は1玉100円以上高くなっている」(マルコストアー 山川悟史社長)
葉物野菜は、全般に影響が大きく、価格も上がってきている。

トマトは今が買い時
一方、いま買いドキなのが地元産のトマトだ。
「これだけ暑くなると色上りが早い。価格は安定している」
「おいしいトマトの見分け方は、線が入っているものですね」
「いま北海道産のトマトは甘くて美味しい。オススメです」(いずれも山川社長)
今のトマトは日持ちしないため、すぐ食べるのがオススメ。

トウモロコシも旬 実入りに注意
さらに、旬を迎えたトウモロコシは?
「収穫自体は増えている。価格もだんだん安くなってきています。ただ、高温になってくると先端の実入りが悪いものが、今後出回る可能性も」
「ぜひ皮をむいて実を確認してから購入するといい」

安定のタマネギもおすすめ
そして、もう一つオススメがタマネギ。
「タマネギは、北海道産も本州産も出てますので、価格も安定しています。日持ちもしますし、痛みにくいので家でのロスも少なくてよいのでは」(山川社長)

豚肉は価格上昇 猛暑で出荷量減
そんな中、心配なのは肉類だ。
先週、十勝地方の養豚場では豚も暑さでまいっていた。
豚肉の出荷量が減り、価格が上がってきている。

「豚肉は先週より100gで20~30円上がっている。利益度外視でいまは売っている状態。」(山川社長)
北海道内や全国で続く猛暑で、今後、更に食卓への影響は広がってきそうだ。

野菜や肉の価格 猛暑の影響は?
札幌のスーパー、マルコストアーによると、
価格がいま値上がり傾向にあるのは葉物野菜。とくに、レタスやホウレンソウが影響を受けていて、6月に比べ価格が約1.5倍に上がっているものもある。
豚肉も暑さの影響で、7月21日の週より100グラムあたり20~30円高くなっている。
いまオススメの野菜は、トマト。日照時間が長く暑いのですぐ赤くなり、日持ちしないため、買ったらすぐ食べるのがオススメ。
ダイコンは暑さで成長が早いため、小ぶりなものを買うと安い。
タマネギは価格が安定。日持ちもするのでオススメ。
トウモロコシは収穫量が増えているが、実入りには注意。暑さで先端がスカスカになっているものもあるので、皮をむいて確認してから買うのがオススメ。
