沖縄の基地問題の現状を県幅広く知ってもらおうと、玉城デニー知事が取り組んでいるトークキャラバンが28日、琉球大学で開かれました。
トークキャラバンは玉城知事が就任してからの取組みで、28日は次世代を担う若者に基地問題への理解を深めてもらおうと琉球大学で開かれました。
このなかで、普天間基地の名護市辺野古への移設を巡って、最高裁で県の主張が認められなかったことについて玉城知事は「民意が反映されない民主主義が問われる問題だ」と強調しました。
玉城デニー知事:
この裁判によって明らかになったのは日本の法律の抜け穴です。なぜ国がこんな禁じ手を使って地方自治体をここまで追い込めるのか、この国の政治上で行われていることの不思議さに強い憤りと違和感を覚えています
また、次世代を担う若者にも自分事として考えてほしいと語りかけ、参加した学生などが興味深く耳を傾けていました。
参加した学生:
(基地問題への)理解は深くなかったけど、今日の話を聞いて現状やどのようなところが問題なのか再確認出来た
参加した学生:
今日の話を聞いて、自分もいち沖縄の人間として色々な視点から考えることが大切だなと実感しました
トークキャラバンにはそのほか、琉球大学の行政法学が専門の徳田博人教授や国際政治学が専門の山本章子准教授などが登壇しました。