7月26日に行われた夏の高校野球・新潟大会の決勝戦で中越が7年ぶり12回目の甲子園出場を決めました。
26日に行われた夏の高校野球・新潟大会の決勝戦。春の県大会の覇者・中越と2年連続の甲子園出場を目指す産大附属が相まみえました。
試合は初回から動きます。
産大附属の先頭・宮がライト前ヒットで出塁。さらに送りバントなどでランナー1・2塁のチャンスをつくると、5番でエースの小平がタイムリーを放ち先制。相手のミスもあり、この回2点を奪います。
序盤から勢いにのる産大附属の応援には、去年の甲子園初出場メンバーも駆けつけていました。
【去年のエース 宮田塁翔さん】
「絶対に2年連続で(甲子園に)出場してほしいので、ここは意地でも勝ってほしい。先制したが、絶対に気を緩めないで最後まで守り切るのが一番大事」
しかし、一筋縄ではいかないのが春の県大会王者・中越。
1回裏、内野安打などで満塁のチャンスをつくると、押し出しのフォアボールなどで2点を返し、すぐさま追いつきます。
その後は互いに譲らぬ投手戦が続きますが7回裏。中越の7番・平沢に均衡を破るソロホームランが飛び出します。
【中越 平澤謙太 選手】
「何とか自分の一打で取り返したいと思っていた。チームに勢いも持ってこられたので、本当に打ててよかった」
高校初ホームランという平澤の値千金の一打で勝ち越した中越。それでも流れを取り戻そうと産大附属のエース・小平が力投を見せます。
【産大附属 小平乃希 選手】
「大会が始まる前は自分が全部投げきるという気持ちでいたので、そこはきょう全部投げられてよかった」
今大会を一人で投げ抜いたエースの意地の投球に応えようと、産大附属打線は最終回に得点圏にランナーを置き粘りを見せますが、試合はこのまま終了。
中越が3-2で勝利し、7年ぶり12回目の甲子園出場を決めました。
【中越 窪田優智 主将】
「本当にしんどい試合だったが、一人ひとりのつけてきた打開力が光った試合だと思う。勝ちたいという思いはしっかり全員で持ちながら戦っていきたい」
夏の甲子園は8月3日に組み合わせ抽選会が行われ、5日に開幕します。