中国国営の新華社通信は、アメリカと中国の高官による貿易協議が28日からスウェーデンのストックホルムで始まったと報じました。
両国は追加関税の停止措置を延長するかどうかについて協議を進めているとみられます。
協議にはアメリカからベッセント財務長官らと、中国側から何立峰副首相らが出席しています。
アメリカと中国は2025年5月、互いに課していた関税を115%引き下げ、そのうち24%分について8月12日まで停止することで合意していました。
こうした中、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストによりますと、今回の協議で双方がさらに90日間期限を延長することで合意する見通しだと報じました。
このほか、合成麻薬フェンタニル問題に関連するアメリカによる追加関税や中国からのレアアース輸出なども議論される見通しです。