参議院選挙の敗北を受け、自民党が開いた「両院議員懇談会」は、石破首相ら執行部の退陣を求める意見が相次ぎ、予定の時間を大幅に超えて終了しました。
石破首相:
先般の選挙、大変に厳しい結果。深く心からおわびを申し上げます。国家、国民に対して決して政治空白を生むことがないように責任を果たしてまいりたい。
28日午後3時半から自民党本部で始まった懇談会には、所属する衆参の国会議員らが出席しました。
石破首相は、参院選敗北について陳謝した上で、改めて続投の意向を示し、理解を求めました。
一方、森山幹事長は、参院選を総括する報告書を8月中に取りまとめると説明し、「まとまった段階で幹事長としての責任について明らかにしたい」と述べて、辞任する可能性を示唆しました。
出席した議員からは、石破首相ら執行部に対し退陣を求める意見が相次ぎました。
星野剛士衆院議員:
幹事長も総裁もここはお辞めになるべきだと僕自身は思っています。
深澤陽一衆院議員:
何が適切なのかはわかりませんが、想像しうるのは退陣される、退任されることだと個人的には思います。
出席した議員らによりますと、「総裁選を前倒し、党員の意見を聞くべきだ」といった発言が数多くあがる一方、石破首相の続投に理解を示した議員はごくわずかです。
懇談会は、約4時間以上にわたって行われました。