6月末から福島市の街なかで目撃が相次ぐクマの話題。7月28日は福島市内の中学校のそばに姿を現した。
クマが目撃されたのは福島市の岳陽中学校のすぐそば南西側を流れる荒川の河川敷。近くには住宅なども立ち並んでいる。付近の中学校では生徒を帰宅させ、28日の部活動を中止にしたということだ。
警察によると、28日午前7時15分頃、近くに住む人が土手を這い上がる体長1m程のクマを発見。その後行方がわからなくなった。近くに住む人は「(河川敷から)こっちに上がってくるのかなと思ったりね。こわいなあと思ってますよ」と話す。
福島市では6月末から、28日クマが目撃された近くの鳥谷野(とやの)や八木田(やぎた)、仁井田(にいだ)などの荒川の河川敷で目撃が相次いでいた。28日の目撃情報を受けて、岳陽中学校では夏休み中の生徒の安全を守るため、部活動を中止する対策を取った。また、近くの保育施設でも園児の屋外での活動を制限したということだ。
これまでに人的被害は確認されていないが、警察や福島市などが注意を呼びかけている。