「名門」復活です。夏の高校野球香川大会は7月27日に決勝戦が行われ、善通寺市の尽誠学園が9年ぶり12回目の夏の甲子園出場を決めました。

甲子園への切符をかけた決勝は、尽誠学園と英明の対戦となりました。3年連続の夏の甲子園出場を目指す英明は初回、1アウトランナー3塁1塁のチャンスに4番丸與がセンター前にはじき返し、1点を先制します。続く5番高田もタイムリーヒットを放ち、この回2点を奪います。

一方、9年ぶりの夏の頂点を目指す尽誠はその裏、2アウトから3番生田がヒットで出塁し、バッターボックスにはキャプテンでエースの廣瀬。センターの頭上を越えるスリーベースヒットで1点を返します。

さらに長打と短打を重ねた尽誠は、この回、一気に5点を奪い逆転に成功します。反撃したい英明は6回、2アウト満塁のチャンスを迎えますが後続が打ち取られ得点をあげることができません。

尽誠は、7回、3番生田が右中間スタンドに飛び込むソロホームランで英明を突き放します。あとのない英明は9回、2アウトながら2塁1塁のチャンスを迎え、バッターは先制タイムリーの4番丸與。しかし、最後は尽誠のエース、廣瀬がセンターフライに打ち取り、ゲームセット。尽誠学園が6対2で英明に勝利し、9年ぶり12回目の夏の甲子園出場を決めました。

(尽誠学園 西村太監督)
「すごくうれしいが役割を果たしたというかほっとしている方が大きい(選手には)おめでとう、よくやったよく役割を果たし自分たちの目標を達成した(と伝えたい)」(尽誠学園 廣瀬賢汰主将)
「本当に勝ててよかった(甲子園では)一戦一戦粘り強くどんな展開になっても1点ずつこだわって自分たちの野球を貫いて日本一に少しでも近づけるようやっていきたい」

岡山放送
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